tactics スペイン(バルセロナFC)アンダーカテゴリーの一貫した指導

MARS バスケットボールクラブ

スペイン(FCバルセロナ)
アンダーカテゴリーの一貫指導

カンテラ(育成機関)の仕組みと哲学

ジェネラルマネージャーが育成機関(カンテラ)全体をコントロールし、U-13からU-18まで一貫したバルサの方向性を守り続ける。

勝利よりも個の育成を優先した段階的なカリキュラム

メンタル面のフォローが不可欠。個々の選手の細かなことまでしっかり見る

メンタルサポートコーチがU-13〜U-18を兼任

U-12

ミクロ・フレッシュ・ミニ

小学1〜6年生

ミクロ(小1〜2年) フレッシュ(小3〜4年) ミニ(小5〜6年)

基礎基本のドリルよりも判断を伴う練習が主体

ゲームは5対5ではなく3対3が主流。ルールも親しみやすい形に

日本でいえばバスケットボールとポートボールの違いに似たアプローチ

ミニ(U-12)ではゲームは行うが、勝敗にこだわった大会形式は行わない

FCバルセロナなど地元のプロクラブがスクールを開催。各指導者が次のカテゴリーへ進む選手をセレクト。
U-13

セレクション・本格育成スタート

市内から10名をセレクト

勝つためのクラブと育成のためのクラブが存在。FCバルセロナは前者(勝利追求型)

市内の有能な10名をセレクト。入団は選手・保護者にとって誇り

練習の30%以上をストレングス(発育発達に合致した全面性のトレーニング)に充てる

スキルは基礎基本が中心。多角面からのドリルを重視

市内からのセレクションのため、1学年上のチームとの対戦が多い

専門コーチスタッフが指導。メンタルサポートコーチも配置(U-18まで兼任)

U-14

国内外からのセレクション

言語教育・寮生活・ドリル本格化

スペイン国内・他国からも優秀な選手が入団。基本的に寮で生活

勉学・生活をサポート。特に言語教育に注力

言語の優先順位

① カタルーニャ語(カタラン) ② スペイン語 ③ 英語

ドリルが本格化。他クラブとのゲームも始まる

FCバルセロナは市民が出資している球団。入団は市民にとっても誇らしいこと。
U-15

入れ替え・応用へのシフト

2mを超える選手が在籍開始

他国選手との入れ替えが発生。バルサ内でも優秀な選手が出るとすぐに入れ替え

このころから2mを超える選手が在籍

次カテゴリーから国対抗・クラブ対抗チャンピオンシップが始まるため、練習内容が基礎基本のドリルから応用へ、ファンダメンタルから実践の応用(ディフェンスローテーション・ヘルプ・シチュエーションドリル)へ徐々に移行。

U-16

チーム戦術・ポジション別練習

オフェンス・ディフェンス・トランジションなどチーム戦略の決め事が増える

ポジション別練習(ビッグマン・ガードなど)が始まる

U-18

17〜18歳・12名編成

飛び級・プロ昇格の可能性

2学年が1チームとなりセレクションもより厳しくなる

国外とのゲームが頻繁に行われる

飛び級が頻繁に行われる

特に優秀な選手は上位クラブやプロチームから声がかかり、成果を発揮すればそのままトップチーム・プロへ昇格できることがある。

カンテラ(育成機関)の哲学

U-12は楽しさと判断力を育てる段階

U-13〜14は基礎の徹底とストレングスに投資する段階

U-15〜16は応用と戦術を学ぶ段階

U-18はプロへの橋渡しとなる段階

ジェネラルマネージャーが全体を統括し、一貫した哲学のもとで選手を育て続ける。
メンタルフォローを怠らず、個々の選手を細かく見ることがポイント

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