Coaching チームを強くするためのヒント

MARS バスケットボールクラブ

チームを強くするための
ヒント

中島コーチが思うこと

目指すは世界選手権やオリンピックの試合

「バスケットボール競技」という観点からみると、世界選手権やオリンピックの試合が常に目指すべきバスケットボールの試合となる。

国内であればBリーグやWJBA、大学や高校など参考になる試合を見つけて観戦するように心がける。

勉強するならNCAA。NBAは楽しむもの

NBAやWNBAは、チーム戦術は参考になるが、個人スキルはあまり参考にならない。NBAの選手たちは基本の姿勢などがルーズすぎたり、変なクセや特徴があってお手本にならないからだ。もちろんNBA選手たちのプレーは観客を魅了するものではあるが、能力が凄すぎて自チームの選手たちに取り入れることはできない。

NCAAなどの全米大学の試合は、NBA並みの能力を持った選手たちが正しい姿勢など基本に忠実にプレーしているので、とても参考になる。さらに基本プレーや戦術など、各チームのこだわりや特色があり、比較できるのもおもしろい。

やはりNBAは、スーパープレーやプレーオフの結果など、観て楽しむものだな!

「勝利」に対する考え方

「勝利」とは試合に勝つことではなく、勝っても負けても自分たちのプレーを最後までやり続けることである。

勝利のために練習するのではなく、練習したことで勝利することが目的。

「試合には負けたけど精一杯がんばれた」「試合には勝ったけど自分たちのプレーがあまりできていなかった」など、内容について何かを感じることが次への勝利につながる。

試合に勝つのは「上手いチーム」ではなく「強いチーム」

「勝利」は指導者のものではなく、選手たちへのご褒美

「敗北」は恥ではなく、成長のきっかけ

一つ一つのプレーの勝利の積み重ねが試合の勝利につながる

💪 強いチームの3つの特徴

能力の高い選手が多くいる

環境(指導者・場所・応援者等)に恵まれている

切磋琢磨するライバルチームが存在している

⚠️ 勝てないチームの3つの特徴

ディフェンスをしない

トラベリングやファウルを普段の練習からやっている

コーチが礼節・規律・時間にだらしがない

県でベスト4に入るためには

ディフェンス力が必要

優勝するためには、さらにオフェンス力が必要

普段の練習のポイント

その日の最初に大まかなスケジュールを発表することで、選手たちは全体を把握し、頑張る目安や目標を感じることができ、指導効率も良くなる

限られた時間と場所で効率のいい練習メニューを構成する

明確な目的や効果に沿ったドリルを用意する

給水タイムをこまめにとる

専門用語は積極的に使う

基本的に約束事以外のプレーは行わせない → 応用と自由は別である

1つのドリルで2つ以上の効果を取り込む

1つのドリルは長くしない

全てのドリルで基本の構えやフットワークを疎かにしない

可能な限りドリルには攻防の切り替えを取り入れる

ダミーディフェンスのマッチアップでも実践に近い状況になる

リングやコートを効率よく使い、待っている選手が少なくなるようにする

待ち時間や見学時も、ボールハンドリングやドリブルワーク、縄跳びやフラフープなどさせる

無意識にリバウンドに行かせることが大事。リバウンドができる練習はすべて取り入れる

ドリルの切り替えを早くする

筋力よりも敏捷性や状況判断力を養う

より複雑で高度なやり方で、集中力と失敗したときの修復力を養う

グループ分けは学年だけで決めず、体格や能力を考慮する

オールラウンドプレーヤーを育成する。ポジションレスで練習する

説教や訓示は「時間の長さ」ではなく「内容の濃さ」が大事

全体から指導する

何もわからない選手たちに1から積み上げてチームを指導するのは大変な時間と労力が必要である。

指導することが1から10まであるとするなら、最初から8あたり(おおまかなゲームの流れ)から指導し、足りない1〜7までを年間を通して指導していく。

ある程度成熟してきたら、さらに上のレベルの9〜10を指導する

チームによっては8で終わることもよくある → 9〜10は中学で!

能力のある選手に恵まれた時にキチンと勝てるチームにするために、9〜10を指導できるように、指導者は普段から勉強しておく

選手やチームに応じた練習内容

練習内容の3つの視点

全選手に必要な練習 ポジション別に必要な練習 習熟度・責任の度合いに応じた練習

「主力選手」と「控え選手・未熟な選手」のバランス

主力選手に必要な練習は、控え選手には高すぎてついていけないことがあり、挫折や辛さが残る練習になりかねない

控え選手や未熟な選手が主力選手と同じミスをしても安易に叱ってはならない

主力選手に練習時間をかけすぎると、控えの選手は練習に参加していないことになっている

主力選手が行う実戦的なプレーでは、経験の少ない控えの選手に同じ結果を求めてはいけない

控えや未熟な選手を主力選手中心の練習の中にどうやって参加させるか工夫しなければいけない

「期待のルーキー」の扱い

次年度の主力になりそうな選手や即戦力ルーキーは、ベストメンバーの5人目にする

期待のルーキーでも主力でないなら、上のグループではなく下のグループに入れてしっかりと練習させる。挫折感・物足りなさをなくし、リーダーシップを育成できる

実践の中でしか教えられないこと

ゲームを多くこなすことでゲームに慣れさせる

チームの実力や課題を知ることができる

テーブルオフィシャルの勉強ができる

能力の高い選手が多いチームには大会に多く参加させる

能力の高い選手が少ないチームには練習試合をたくさんさせる

低学年やルーキーにはある程度ルールを無視したゲームをたくさんさせる

練習試合や大会参加は、コーチとしてベンチワークや駆け引き等を多く経験することにもなる

実戦でよく起こりうる場面のプレーを練習する

常に強い相手チームとの対戦を想定した練習内容を考える

シュートの練習をいくらしても、フロントコートにボールを運べないのではシュートの練習が無駄になる

プレスに対して、ゾーンに対して…そのための基本練習とは何か

わかりやすいプレーのルールを決める

ボールを持ったらすぐにドリブルをせずに顔を上げて構える!

ディフェンスリバウンドを取ったら、サイドにパスを出す!

オフェンスリバウンドを取ったら、まずはシュートを狙う!

パスをしたら…

リングに向かって走る インサイドスクリーンをかける 逆サイドにスクリーンをかける トレイル(アウトサイドでハンドオフ)

ボールのないところのプレーを見る

コーチはついボールを中心に見てしまうが、思い切って目線をボールから切って見てみると、大事なことを見落としていることがわかったりする。

指導者が学び続けることがチームの成長につながる

学び続けるチームが
強くなる

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